笑激!
付き手の緊張感が伝わりすぎる。
小さい頃は我が家は、毎年山梨のおばあちゃんちで年越し。
餅つきは恒例で、とても楽しみにしていた。
せいろで蒸かした、しろい布巾につつまれたふかふかのまっしろい餅米を
しろい前掛けしたおばあちゃんがシュパッ!とお勝手から運んできて
ぽ、ろん!て臼にいれる
それを待ち構えたおじさんがコネコネコネコネとはじめる。
しばらくしてから、ようやくこどもたち待望のぺったんが始まって
そのうち疲れたおじさんにかわって父が杵をふりおとす。
ぺったんぺったんぺったんと
田舎の冬独特の雲がかかって薄暗く、ぼーっとしたような音のあまりない世界に
白い湯気と白いお餅とぺったんが響くあのかんじ。
冬だな。ことしもおわり。
やまなしきたな〜って感じ。
できあがったら平らにのばすのと、
おそなえ用にまあるくするのと、
これから食べるようにおばあちゃんが手でぴょぴょぴょいとちぎっていく。
一番人気は豆餅。
よもぎの葉と豆、ごまなんかがまざったおもちは焼くと絶品こんがり香ばしい!
東京に帰ってからも、冷凍庫におもちがぎっしりで、
弟と奪い合いながらたべてた。
砂糖醤油でたべるとまたおいしい!
餅をつかずに何年経った?
おばあちゃんがさらにおばあちゃんになって、やまなしも餅つきしてない様
年の瀬の乾燥した空気にのって隣の公園から
こどもたちのキャッキャ声と、がんばるおじさんのぺったんがきこえてきて、
どどどぉっと餅つき熱が沸騰した。
臼と杵を!!!サンタさん!
あんころもっち、あべかわもっち からみになっと
『おとうさんおぞうににもち何個いれるーー?!』
餅いっこはご飯2膳分のカロリーです